不動産業を11年続けて思うこと。
不動産業を10年以上続けている業者は10%以下です。
それだけ浮き沈みが激しい業界で、特に大手でなければ、環境は厳しい。
不動産業とはサービス業である。
これ本当にそうおもいます。私の業務は賃貸仲介業がメイン。日頃は入居者様の生活に不便がないかの御用聞きの部分が多い。
管理業といいますか、業務的には、水漏れ・住人トラブル・家賃滞納処理・契約書作成・入居者斡旋業・・・・・・結構地味な作業の繰り返し。
世間のイメージは不動産業と不動産投資を混合されているのか、派手なイメージが多いようです。
お金儲け・投資・濡れ手で粟・・・・・
このイメージは何でしょう?バブルの影響かな?
因みに私が不動産業を初めた年はバブルが崩壊した後なので、上記のイメージは全くありませんでした。
50代の不動産営業マンがいましたが、今だにバブルの影響か、そのくせがヌケずに苦労されている方が多かった。
不動産業は地味な賃貸業と、売買の大型案件の両輪がベスト。
不動産業は長くやっている方ほど「世間ズレ」している人が多い。
理由は上記の事もそうだけど、知識が先行して、地道な作業ができなくなるからだと思う。私もこの事には注意している。
「現場100回」
は口をすっぱくして伝えている。
売買は、1件契約が取れると売上は大きいが、決済までには長くて1年程度かかる案件もある。
ホームラン狙いか、コツコツヒットを量産していくかは営業マンのやり方しだいだけど、月平均でアベレージを上げてくる営業マンはやはり信用がある。
結局のところまめに動いて信用を積み重ねていく方法のみ
何の仕事でもそうですが、近道なんてないんです。
要領のイイワルイはあるとおもいますが、日頃から細かく物件を見回り、地域に精通して、素早く動く・・・
お客様の細かな要望をキチンと聴く。
そう・・・当たり前の事を、スマートに正直に熟すことこそが、不動産業を長く続けていけた秘訣だと最近思うようになりました。